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IMトレーニングについて

 

interactive metronome

概要

   ヘッドホンから聞こえるメトロノーム音にあわせて、可能な限り正確にリズムをとってゆくトレーニングです。機械がリズムとの誤差を測定し、そのズレや正確さをフィードバックしてくれます。
  リズムに問題があっても、客観的にそのことを当事者が知ることは難しいことですが、IMトレーニングなら可能なのです。

  さらに手だけでリズムをとるのではなく、考え抜かれた13種類の基本動作すべてで習得してゆきます。

目的 

 タイミングを学ぶということは、縄跳びなどの能力などが改善されるだけではなく、音に合わせて自分をコントロールする能力を高めます。それは外部からの刺激に対応する能力が向上することでもあります。

 経験的に、多動傾向のあるお子さんは、リズムも暴走傾向にあります。体の内側に同じリズムで時を刻み続ける、静的な感覚がありません。

 また逆に、タイミングが常に遅れる、脳への指令がとても遅いタイプもいます。時の流れそのものがゆったりしているかのようです。

 どちらにしても、自分が適切なタイミングで動いていないということを客観的に把握し、自己修正してゆくことで、成長への可能性を高めることを目的としております。

 

こども発達研究所でのIMトレーニングの特徴

  こども発達研究所では直接指導、完全マンツーマン、時には介助サポートによるトレーニングをメインとしております。一般的なIM homeトレーニングはほとんどしておりません。

 

変遷

 

2004年
日本(横浜)にインプルーブ発達センターが設立される。

一番最初のクライアントとして、私が自閉症の息子を連れて訪れる。
 何年も厳しいドーマン法という運動療法をしていたにも関わらず、
IMトレーニングの基本動作13種類のほとんどが出来ないことに衝撃を受ける。どれも単純で簡単にしか見えない動作であった。
  家庭で動作の訓練をした後、IMトレーニングを1カ月集中的に受ける。
目覚ましい変化(IMトレーニング体験談参照)が得られたため、その半年後も追加トレーニングを受け、最後は家庭用機材ですべての動作において、リズムを最高レベルになるまで行った。

 

2008年  
高知にIMトレーニングセンター支店 設立。

 横浜本部(現在の沖縄センター)のバルカート. トム氏にスカウト頂き高知に開設したのが、 トレーナーとしての始まりでした。 

 息子はドーマン法という厳しい運動プログラムを長年行っていたため、IMトレーニングの一般的なコース/1h/週5回/をこなすことが可能でした。
 重度自閉症の息子がIMトレーニングをキチンとこなしたことに驚いて下さり、トレーナーとしてお声をかけて頂いたのです。

  IMトレーニングは当時は直接マンツーマン指導のみで、実際行うには集中的に通う必要があり、遠方であることによる、時間や距離の制約が大きく、広く普及させる事が困難でした。しかしそのことによって、直接指導の経験値を深める事が出来ました。

 

2009年
横浜本部にオンライン・ トレーニングが導入される
2010-沖縄にセンターに本部が移転

機材をレンタルしていただき、skypeによるオンラインでの直接指導が始まりました。モニターを通しているものの、1レッスン/1時間の直接指導でした。モニターの向こうの子供の動作や態度をよく観察しながら、臨機応変にプログラムを組んでいました。

 

2013年
 
こども発達研究所 兵庫県川西市に開設(高知センターより移転)

   現在の和音治療院*武田先生にアレクサンダーテクニックによる動作指導や治療の協力を得るようになる。

 

2014年
株式会社 IMジャパン(アイエムジャパン) 英文社名IM-Japan Co.,Ltd.設立される。

正式にアメリカのIMセンターが、日本支社を設立しました。
私どもインプルーブJapan発達センターは、アメリカの直営ですが、日本支社設立により、近年たくさんのIMトレーニングセンターが設立されつつあります。

同時期、IM Homeトレーニングの環境が整備され、家庭用機材を購入することで、手軽に、無理なく、ご家庭でトレーニングできるようになり、トレーナーは主にスコアの結果を分析したり、カウンセリングの時間をとって話し合ったりしながら、プログラムを組み、進捗状況を管理サポートするようになりました。

 

直接指導にこだわる理由

  IMトレーニングは正確なリズム感覚を、少なくとも30分以上連続で保ち続けることが出来ることをゴールとしています。
レッスン時間が、1時間が基本だったのも、少なくとも学校の授業は1時間くらいあるわけですから、その間集中できる力をつけてあげたいという目的もありました。

 

  しかしながら直接指導をしてきた経験から言うと、発達に心配が見られるお子さんのほとんどは、1時間トレーニングし続ける事が難しかったり、リズム以前に、動作をすることそのものに困難が見られました。

 一見できているように見えても、動作を楽に保ち続けることが難しく、すぐに疲れてしまいます。体幹が無く、姿勢の歪みも見られ、協調させることも困難で、その上リズムに集中しなければならないため、想像以上に大変な事のようです。そのため、トレーニングをすることそのものが、障壁となります。

 

 また、努力してその困難に立ち向かったとしても、あまりに動作性に問題があると、ある一定ラインからのリズムの改善が難しいというにぶつかります。

 

  これらの経験から、IMの恩恵を十分に得ることが困難なお子さんのために、動作性を指導する専門家*に力を貸してもらい、時には完全介助でマンツーマントレーニングを行うようになりました。これにより、身体面も含めた、総合的なリズム感覚向上を目指した直接指導の形式となりました。

 動作性の向上とともに、徐々にリズムに集中した、本来のIMトレーニングに移行するようにしています。

 

  本来IMトレーニングは短期集中トレーニングで行うため、コース料金になっているのが通常なのですが、(※参考:インプルーブJapan沖縄センター)その手前の動作性の向上などに時間を割くようになった為、こども発達研究所ではコースにはなっておりません。単発でのご予約になります。

 

リズム感覚検査 査定

   IMトレーニングは最初に13種類の基本動作による、リズム感覚の検査を行います。

家庭用トレーニングでは、リズムの検査結果はわかるのですが、動作性やその子供の特徴がわからないため、必ず来ていただき直接見て、分析させて頂いています。

同じようにスコアが悪かったとしても、その原因は様々で、リズム感覚そのものの問題である時もあれば、動作性、協調性の問題であることもあります。

 当方では、その結果を受けて、IMの基本動作には無い運動や動作も取り入れていく事が多いです。

 

IMトレーニングとアレクサンダーテクニック&治療のコラボによる、2人の指導者による同時入りトレーニング

  IM直接指導の動作サポートは、基本的な事でしたら、こども発達研究所(2F)だけで出来ますが、より良く動作性を伸ばし、治療などの身体面のサポートも取り入れる事を希望される場合は、(こども発達研究所1F和音治療院)を別途お申し込み頂く必要があります。

  但し、治療院は大変込み合っているため、治療院への直接の新規のお申し込みは締め切らせて頂いております。まずはIMトレーニングだけでお問い合わせ下さい。

 

トレーニングの注意点

  家庭でしていただく短い簡単な体操を指示させて頂くことが多いです。これをされている方とそうでない方とでは、やはり大きな差を感じます。

通ってこられる頻度は、ご家庭の事情や距離、お子様の状態によって色々ですが、月1~4回の間がほとんどです。

 

本来の集中的なIMトレーニング/音楽家など英才教育としてのIM

  リズム感覚を突き抜けたレベルに持ってゆくには、本来のIMトレーニングが行っているように、集中的にする必要もあります。

必要に応じて、話し合ってそのようなプログラムを組む場合もあります。

また、音楽家のように、より高い所を目指して導入するIMトレーニングのサポートもしております。

(音楽家のためのIMトレーニング 工事中! 参考情報)

 

*こども発達研究所の階下、和音治療院のこと→

IMトレーニング体験談

 

   私の息子は自閉症で、二才のころからいろいろなトーレーニング、療育、治療 を試みてきました。
IMトレーニングとの出会いは、子供が小学校三年生のころでした。

  当時の息子は、完全なおうむ返し言語で、「○○くん、××食べる?」と聞くと、
「○○くん、××食べる。」 「○○くん、××食べない」という答え方をしていました。二才程度の小さな子供でも、「うん、食べる。」とか「いらなーい」とか答えているのに、なぜ出来ないのか、と悲しく思っていました。


  IMトレーニングにひかれたのは、そのころ息子に縄跳びのトレーニングをさせていたからです。
手で縄だけ回す、その場で飛ぶだけ、は出来るものの、これらが同時にあわさった縄跳びは、どうしても出来ません。
『この子は、全身に統一された命令が、脳から行かないのでは?』 考えれみれば、リズム感って手だけとか足だけにバラバラにあるものではないよね・・・。などと考えていたときです。

 

   偶然、リズム感覚を向上させる、ADHDなどに高い効果、などと書かかれたホームページを見付けたのです。

 即日申し込んで、押しかけました。15回ワンクールのlessonをうけたのですが、10回目ころでしょうか。
子供のリズムのスコアが大変改善されてきたころです。「今日は、○○しようか」などと何気なく話しかけると、「うん!」、という答えが返ってきたのです。
「ええっ?今なんていった?!」「もう一度いって!!」とか思いましたが、それからまたおうむ返し言語にもどってしまいました。
しかしながら、はじめて聞いた「うん」という言葉に、確かな効果の感触を感じたのです。


  さらに、その3日後くらいにまた「うん」というおうむ返しでない返事を聞いたのです。まだ不安定ではあるけれど、おうむ返しでない言語の突破口が出来始めている・・・!そう思いました。

 

   15回のセッションを終え、家にもどってみると、驚いたことに縄跳びが出来るようになっていました。何も練習してないのに。

前向きの普通の跳び方だけですが、それでも快挙でした。

 

  その後、徐々におうむ返し言語から抜け出してゆきました。学校では、多動で1コマ座らせるのがやっとでしたが、二時間、三時間と座れる時間があっというまに長くなりました。やむなく学校に毎日付き添っていたのですが、息子一人で通い、過ごせるようになりました。


  その後、全ての動作パターンにおいて、リズムのレベルが最高にになるまで、IMトレーニングを追加しました。

その後の追加トレーニングで効果が感じられたのは、バランス感覚でした。自転車の立ち漕ぎが出来るようになったり、いつも両手を下に下げてノタノタ走っていたのが、両手が脇に上がって、綺麗な交差パターンで走れるようになったことです。

   同じような苦しみを持っている方に、このトレーニングで少しでも何か効果を得ていただきたいと思い、トレーナーになりました。障害のあるなしに関わらず、発達にかかわる悩みのある方、後天的に事故、卒中などで少し機能障害をもたれたとか、もしかして自分はADHDの傾向があるのでは・・・等々いろいろな方のお役にたてればと思っております。

 

お知らせ

注)  近年 IMトレーニングは、日本でも作業療法などの一部の医療現場にも、 導入される準備がととのいつつあります。
身体系の問題を抱えておられる方には、 いずれリハビリの一環として受けられる病院が、出てくる可能性があります。

体験料金

①IMリズム検査/5000円

②IMトレーニング体験/5000円

合計10,000円

10,000円/1h

①IMリズム検査
(or 動作能力 カウンセリング)30分/5000円

②フォイヤーシュタイン媒介教育体験30分/3000円

③総合カウンセリング30分/3000円

初診セット 合計11,000

特別価格8000円/1.5h

(注)運動や体の専門の先生(和音治療院)も別途希望された場合、別料金が発生します。/↑入れ替え時間含む

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